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国語科特別授業(講師 小森陽一先生)を実施しました

 

 1月28日(木)、1学年の国語の授業において、東京大学名誉教授の小森陽一先生をお招きして特別授業を実施しました。題材は夏目漱石『夢十夜』の第六夜です。感染対策として一定の距離をとっての授業でしたが、小森先生の音読に一気に小説の世界に引き込まれました。作品の本質に迫る問答に皆集中して臨み、小説に読み浸り、その魅力を実感することができました。

 放課後には希望する中学生・高校生を対象に特別講義「夏目漱石と手紙」を図書館で行いました。漱石が芥川龍之介にあてた大正5年の手紙を、時代背景から心の機微まで深く幅広く読み解いていただきました。感想には「漱石の気遣いや心配が伝わってきた。こんな上司や先輩がいたらいいのに。他の作品も読んでみたい。」「東北大学の漱石文庫の本をぜひ読んでみたい。」「手紙そのものがまるで小説のようだった。」等、漱石や手紙の魅力を再発見し、新たな読書への意欲を喚起されたようでした。

 小森先生、お忙しい中ありがとうございました。

  今回の授業は、宮城県の外部講師活用事業(特色ある学校づくり)によるものです。