2/2政策提言発表会(主催:吉野作造記念館)に3つの班が参加しました
大崎市古川が輩出した政治学者・吉野作造を顕彰する吉野作造記念館の開館30周年を記念して、おおさきデモクラシーフェスが行われました。その2日目である2月2日(日)に、大崎市地域交流センター(あすも)を会場に「政策提言発表会」が行われ、本校から3つの探究班(高2)が参加しました。
(参加班)・大崎市における同性パートナーシップ制度の導入について
・外国人に選ばれるまち大崎市
・加工品で大崎の農業を盛り上げたい
3つの班はデモクラシー塾(主催:吉野作造記念館)や学校内外での探究学習の成果を生かして、自分たちでよく調べ、考えて発表に臨んでいました。インタビュー調査や要綱案の作成、関係機関との打合せや意見交換、現場見学や交渉など、ここまで実際に足を運んで学習してきた内容をもとに政策を提言していました。
指定討論者の大崎市のみなさまとコーディネーターの先生方から助言いただいたことをもとに、今後の探究学習を大いに進化させていくことができると思います。また、他校の発表から学ぶことも多かったようです。
この機会を頂戴しました吉野作造記念館のみなさま、指定討論者の大崎市(まちづくり推進課男女共同参画推進室、おおさき日本語学校、農政企画課)の職員のみなさま、コーディネーターのお二方、参加されたみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。
(参加した生徒の感想)
・政策提言発表会を通して探究を進めていく上で自分たちに足りない考えや視点を得ることができました。今回の発表では、中間発表で大学教授の方々からいただいたアドバイスを取り入れた発表ができたと思います。今回の発表で、またアドバイスをいただいたのでこれからの探究でそれを取り入れていきたいです。
・様々なアドバイスをいただき、より探究の内容を深めることができたと思います。中間発表会では、法律の存在や条文の作成などのアドバイスをいただくことができ、今までになかった新たな視点で探究を進められました。今後の探究に向けて、実際に導入に向けて私たちができることは何かを見つけて取り組んでいきたいです。
・初めは研究内容が文系なのでどのように進めればよいのかと思いましたが、当事者団体に会いに行ったり、市役所にインタビューしに行くなど行動し、デモクラシー塾でいただいたアドバイスや経験を通して満足のいく発表内容にすることができました。
・発表を重ねていくたびマップアプリの期待値がどんどん高くなっていっているため迅速に開発を進めないといけないと思いました。先生からのアドバイスとして、私たちだけで作るのではなく、留学生と共同で制作していくといいという意見がとても印象強いです。留学生も大崎に来て、いいなと思った場所を自分でピンを付けられると使っていて楽しいし、共に生活をしているという実感が湧きやすいため、その機能を入れられるのであれば挑戦してみたいなと思いました。
・前日のサイエンスフェスティバルとは違って主に大人に向けての発表だったため、また違った緊張感を持って臨みました。発表自体は今までも何度も話していたこともあって、しっかり研究成果を発表することができました。また、質疑応答でもこれまでの経験や調べたことを思い出しながら、あまり詰まることなくスムーズに回答ができたと思います。ナスンドケーキもとても好評で、今まで探究活動頑張ってきてよかったなと感じ、すごく嬉しかったです。探究成果、だけでなく今回は「政策提言」ということで、どのようにまとめるべきか悩んだ節もありましたが、最終的にはとても満足のいく発表会になり楽しかったです。
・他校の発表に対するコーディネーターの感想にすごくインスピレーションを受けた。今まで当たり前だと思っていたことが、本当に当たり前で正しいことなのか、日々の生活に疑問を持っていきたいと思った。
・1年かけて真剣に取り組んできたからこそ、緊張やプレッシャーも感じたが、それ以上に私たちの探究活動の成果を多くの人に知ってもらいたい、そして次に繋げたいという想いが強くあった。だから、大勢の人を前に、今まで積み重ねてきた努力と経験を自信に変えて、納得のいく発表をすることができた。
・今回の政策提言に参加したことで、私達の探究が自分達だけの探究から他の人や市を巻き込んだより大きい探究になり、それぐらいの規模のものを扱う事が出来るのだなと驚きもありましたが、今までやってきたものがこのような形で多くの方に届けられてとても嬉しく、楽しかったです。