SSHトピックス

2/27 高校生によるナノテラス計測実習(全国3校目 県内2校目)

 ナノテラスにおける高校生の測定実習を、仙台市が提供するNanoTerasuシェアリング2000の制度を利用することにより、宮城県と東北大学大学院農学研究科の協力のもとで実施し、最先端の研究施設を実際に利用することを通して理数系領域への興味関心を高めることを目的として実施しました。本校のSSH運営指導委員長の東北大学名誉教授・村松淳司氏、農学部大学院教授・西田昌彦氏による協力のもと、実施することができました。

 高校生よるナノテラス計測は、県内で2校目、全国で3校目の利用になりました。参加した生徒たちも世界最先端技術のつまった施設の見学、利用により様々な刺激を受けたようです。

 本測定においては、生物の形態形成のみならず、炭酸カルシウムに着目したバイオミネラリゼーションにおける化学的事象、測定原理や生物の形態に関する物理学的事象についての理解を深めることを目指し、以下の試料についての測定を行いました。

・炭酸カルシウムの結晶・ヨモギタマバエの虫こぶ・イソギンチャク・ミミズの卵と幼虫・クサイロアオガイ幼生・稚貝・サンユスリカ・アニサキス・籾殻つきの米・ヤスデ・ゲジゲジ・つくし

 また、東北大学農学部、図書館の見学も実施され、東北大学に触れる1日となりました。