SSHトピックス

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BYADのiPadを使用してSS探究Ⅰフィールドワーク報告会

本日はSS探究Ⅰのフィールドワーク発表会

BYAD端末を学年一斉に使用しての発表会。

スライド作成していた物を生徒がミラーリングして発表。たったこれだけのことと思われるかもしれませんが,端末が1人1台いつでも使えるようになった効果と未来への希望を感じる発表会でした。

もちろん,大崎耕土についてフィールドワーク時の取材に基づいての発表の中身も素晴らしかったです。

普段の生活では考えないような,大崎耕土に触れてきたことからこその,新たな視点を生徒・教員で共有できました。

発表会の様子ApplePencil

iPad配付式 1人1台端末の時代へ

 6月1日(水)、高校1年生でiPad配付式を行いました。授業内容をより発展的なものとし、探究力を高めるため、個別最適な学習を提供するために、高校1年生ではiPadを1人1台購入しています。

 配付式にあたり、ロイロノート・スクールの澁谷洋平様より1to1時代、ロイロノートの授業での活用法、これからのICT時代の生き方、デジタルシティズンシップを基にした端末の利用方法などをこれからの高校生活、そして社会人になったときに、ICTとどのように向き合い、考え生活してほしいかをふまえて講演していただきました。

 配付式後、生徒の感想では、「これからのICT時代、タブレットが文房具の一部のようにしっかりと使用していき、親への恩返しにしたい」「これからの学習への励みにしたい」など、これからの学習への取組の期待感の高まりが見られました。

タブレット1人1台端末導入による「生物基礎の実験」

 6月より高校1年生では1人1台端末の導入を行いました。生物基礎の実験では顕微鏡観察結果のカメラ撮影、授業課題の配付、提出に活用しました。ロイロノート・スクールを利用した課題配付、回答記入、提出で、効率よく授業内容を学ぶことができました。また、iPadに接続できるカメラレンズを導入しカメラで撮影されたマツの茎の断面などを提出し、全員で画面を共有する活用もしました。今後も、タブレット端末を1人1台もつことで効率よく授業内容を学んで行くことが期待できます。

 

 

 

 

 

 

SSHアドバンスコースの開講式が行われました

 5月27日(金)に、令和4年度第2学年SSHアドバンスコースの開講式が行われました。

  アドバンスコースとは、発展的な理数系科目の授業や質の高い課題研究に取り組もうという高い意欲を持つ生徒のための、希望制のコースです。

佐藤校長からは、幼い頃に不思議に思ったことや興味を持ったことについて、さまざまなエピソードの紹介とともに、「不思議に思うことを大切にして探究していってほしい」との激励のことばがありました。2学年アドバンスコース希望者46名は研究に向かう意欲を新たにしていました。

 

 

 

 

 

 

 

土湯温泉バイナリー発電施設見学

 自然科学部 物理班が福島市土湯温泉にある,地熱発電施設を見学してきました。16合源泉バイナリー発電所は2015年に運転を開始した新しい発電施設です。温泉の熱を使用して発電しつつ,利用した温泉をそのまま温泉として利用する,国内でも貴重な施設設備です。

 以下生徒の感想です。「この地域では、地熱エネルギーを用いて過疎化する町の活性化を目指しています。まず地熱流体で他の流体を加熱して発電する、バ
イナリー発電所を見学しました。そこで得た電気は、温泉街に供給されています。また、温水を利用してエビの養殖を行っている場所も見学しました。私たちは、大きな可能性を秘めている土湯 から研究のヒントを得ました。」

  

東北地区高校生SDGsセミナー

 自然科学部 物理班が「東北地区高校生SDGsセミナー」にオンラインで参加しました。「2022年度スタート!4月から1年間の「SDGs活動計画」を考える」をテーマに,令和4年3月28日(月)に全国ユース環境ネットワーク主催で行われ,東北地区から14校が参加し,情報共有・クイズ形式のワークショップなどを行いました。以下生徒の感想です。

「私たちは3月28日に全国ユース環境ネットワークの「東北地区 高校生SDGsセミナー」に参加しました。このセミナーは高校生同士の意見交換の場を設けるとともにSDGs活動を考えることを目的として行われ、積極的な意見の交流やSDGsに関してより深く考えるいい機会となりました。今後はこのセミナーで学んだことを参考にしつつ研究活動を進めていきたいです。

  

SS探究Ⅱ 課題研究「研究テーマ・研究計画検討会」を行いました

 昨年度から取り組んでいた課題研究ですが、今年度はより幅広く研究に取り組んでいきます。4月から班編成を調整したりやテーマ設定を見直したりしながら研究のおおまかな方針を検討してきました。そして迎えた5月26日、カテゴリー別に研究テーマと研究計画の検討会を行いました。なぜ、どのように、何を明らかにするために研究をするのかについて発表し、聞き手は問題点や疑問点について敬意を持ちながら質問します。鋭い意見に時にたじろぎながらも、精一杯考えて伝える姿が各教室で見られました。今回の反省をふまえて、本格的な課題研究に入ります。

SS探究Ⅰ「大崎耕土フィールドワーク」

 爽やかな五月晴れのもと1学年SS探究Ⅰの学習の一環で「蕪栗沼干拓」「品井沼干拓」「鳴子ダム・内川」の3つのコースに分かれてフィールドワークを行いました。

 治水や利水といった水管理をテーマに、世界農業遺産大崎耕土に関する興味関心を高めるとともに、自然科学・農学・工学的な視点で課題を設定し、資料を活用しながら探究する態度を育成することをねらいとして実施したものです。現場に行かないと得られない情報を持ち帰ろうと、どの生徒も意欲的に参加していました。研修後、生徒たちは、プレゼン発表に向けて、振り返りやまとめを行います。どのような発表になるか楽しみです。

 

①「蕪栗沼干拓」

「広い沼地を穀倉地帯に ~江戸時代から続く治水の知恵~」

 丘陵地帯に囲まれた低平地に沼地が点在していた田尻地域は,江戸時代に干拓が進められました。今回の見学では,当時に用水路として整備された萱刈潜穴(1,121mもある長大なトンネル)や,大雨時に水路の水量を調整するための八寸筒(約24㎝四方の筒),増水時に一時的に水を貯めることで周囲の家屋や水田を洪水から守るための遊水地として整備された蕪栗沼(マガンの日本有数の飛来地として有名)を見学しました。大崎市職員の方の説明を受けながら,いずれの見学地でも,当時の人々の知恵と工夫に感心するとともに,世界農業遺産としての重要な価値を再認識しました。

 

 

 

 

 

 

②「品井沼干拓」

「わらじ村長が人生をかけた品井沼干拓事業~過去に学ぶ・プロジェクトの再評価~」

 品井沼の水害を防ぐために人生をかけたわらじ村長「鎌田三之助さん」の生涯映像を鑑賞し、干拓事業の内容を考えながら、展示室で概要説明を受けました。その後、ずり穴、サイフォン、潜穴で現地を観察し、沼を干拓し水害を防ぎながら暮らしていける土地を獲得する苦闘の歴史を肌で感じることができました。

 生徒の感想では「3代につなぎながら品井沼を干拓し自分の人生をかけてひとつのことを成し遂げる人を知り、自分も将来に向けてなにかを成し遂げていきたいと感じた」など、わらじ村長に感銘をうけた生徒が多くいました。

 

 

 

 

 

 

③「鳴子ダム・内川」

「大崎市を守る鳴子ダム~日本初!日本人だけでつくられたダム~」

 1学年5・6号車班は、SS探究の時間にアーチダムとして有名な鳴子ダムを学びに行きました。コンピュータを使わず、手計算だけで設計されたと聞いた時には生徒も驚きを隠せませんでした。鳴子ダムは、川の氾濫を防いだり、大崎平野のかんがい用水の供給を行ったりして、大崎市民の生命を守っています。

 また、午後からは伊達政宗が開削した内川に行きました。内川の歴史を学び、鳴子ダムとのつながりにも感動しました。

令和3年度SSH科学講演会を実施しました

令和4年3月17日(木)6・7校時に、令和3年度SSH科学講演会を実施しました。

講師は大阪大学大学院理学研究科准教授 藤本 仰一(ふじもと こういち)先生、演題は『生物ト社会ヲ数学デ解読ス』です。感染拡大防止のため今回はリモートによる開催で、高校2年生は自宅から、高校1年生と中学生は各教室での視聴となりました。無関係に思えることをつなげていくと新しい世界が拓けるということを、さまざまな社会事象や数式、自然科学の法則を用いながら話していただきました。

講演後の質疑応答では「数学ができるようになるには難しいことを覚えなくてはならないのですか?」との質問に対して、「覚えようとしなくてよい」ときっぱり答えていただき、生徒はほっとした表情で先生のその後の言葉に耳を傾けていました。

 藤本先生、ありがとうございました。