SSH
PCCサトゥン校来校
本校SSH研究開発課題の一つである「世界の国との連携」として,世界へ科学を発信できるグローバルなコミュニケーション力を習得するため,海外連携校であるタイのPrincess Chulabhorn’s College Satun(プリンセスチュラポーンカレッジ・サトゥン)校から生徒5名と教員など4名が来校しました。
本校生徒と一緒に高校の数学や理科の授業への参加,歓迎セレモニーでのプレゼンテーシ ョン発表,黎明祭クラスパフォーマンスでのタイ舞踊披露,自然科学部と共同でのポスターセッション,東北大学災害科学国際研究所の見学や東北大学タイ留学生との交流も行うなど,盛りだくさんのプログラムでした。12月には10名の2年生がタイで開催される「タイ-日本高校生サイエンスフェア2015」に参加する予定です。
SSH生徒研究発表会 (大阪)
会 場:インテックス大阪(すぐ隣に海遊館)
発表者:鈴木湧平(2年)・岩渕優介(2年)
発表題:「流星の光度変化」
参加者:発表者を含む9名の高校生徒
8月5日(1日目)
9:00開会・講演
講演者:東京理科大学学長 藤嶋 昭 氏
演題「研究は楽しい!!先人の科学者に学びつつ、身の回りの現象をヒントに新しい科学を作っていこう-光触媒で未来を開く-」
10:30~ポスター発表(評価)
13:30~17:00ポスター発表(一般公開)、アピールタイム
17:30~18:00講評・全体発表校選出
8月6日(2日目)
9:00~11:05全体発表校による口頭発表
12:30~13:30ポスター発表(一般公開)、研究者ミニライブ公演
14:00~表彰、講評、閉会
ポスター発表参加校は203校(SSH指定校中心) 、海外招聘校を加えると220校を超えました。 本校生徒の発表内容は 「流星の発光し始めた時と終りの時に色の変化が見られる理由」について研究したものです。ブースを訪れた聴衆との研究内容についての問答は非常に専門的で研究レベルの高さを感じさせるものでした。夜空を眺めながら流星を待つ。そんな機会が増えそうです。
サイエンス研修 (東北大学実験講座)
昨年に引き続き,東北大学大学院工学研究科等の協力により,3~4名のグループに分かれ,さまざまな実験を体験してきました。
<研修先>
・工学研究科知能デバイス材料学専攻
強度材料物性学分野 吉見研究室
・工学研究科材料システム工学専攻
微粒子システムプロセス学分野 川崎研究室
・金属材料研究所 非平衡物質工学研究部門 加藤研究室
サイエンス研修 (つくば)
中学生8名、高校生12名がつくば研修に参加しました。
<1日目>
防災科学技術研究所で大型の人工降雨装置などを見学したのち,地質標本館を見学しました。
<2日目>
筑波大学で化学物質の合成の実習を体験し,高層気象台で実際の気象観測装置などを見学しました。
=参加生徒の感想=
今回の研修では、筑波の防災科学技術研究所で見学を行いましたが、見たこともないような様々な実験施設を見学することができました。どの施設も規模が大きく、圧倒されました。地震や大雨、土砂崩れが頻繁に起きている現代の日本では、こういった研究は災害に強い社会づくりに貢献する重要な取り組みになってくると思います。普段の身近な所でも、災害に備えてできることはたくさんあります。
今回の研修は、防災を考えていくうえで、貴重な体験になったのではないでしょうか。
科学オリンピック (物理・化学・生物)
今年も,本校の多くの生徒が,科学オリンピックの予選にチャレンジしました。
<物理チャレンジ>中学生1名,高校生2名 まず,指定された課題についてレポートをまとめて提出したうえで,7/12の予選に挑戦しました。
<化学オリンピック>高校生5名 7/20の予選に挑戦しました。
<生物学オリンピック>中学生1名,高校生11名 7/19の予選に挑戦しました。
残念ながら本戦進出を果たすことはできませんでしたが,各自が持てる力を発揮して奮闘しました。来年以降の引き続きのチャレンジも見据えて,さらなる勉強に励む姿が期待されます。
SS総合Ⅰ校外学習
防災科学に関する興味関心を高めるとともに,自ら課題を見つけ出し,科学的な視点に立って解決しようとする態度の育成を目的として,高校1年生が下記施設に分かれて校外学習を行いました。
【訪問地】東北大学(青葉山キャンパス),宮城大学(大和キャンパス),宮城大学(太白キャンパス),東北学院大学(泉キャンパス),東北工業大学(八木山キャンパス)
SS総合Ⅱ One Day College
今後本格化する課題研究に先立って各分野における専門的な知識や研究に触れ,最先端の科学技術や研究に対する興味・関心を高めると共に,研究テーマ設定に関して個別のアドバイスをいただくために下記大学へ訪問してきました。
【訪問地】東北大学災害科学国際研究所,東北大学医学部,宮城教育大学,宮城大学,宮城学院女子大学,東北工業大学,尚絅学院大学,仙台大学
1学年防災科学プロローグ講演会
東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔先生をお迎えして,1年生を対象に「SS総合Ⅰプロローグ講演会」が開催されました。
「SS総合Ⅰ」とは,1年生が総合的学習の時間を通じて「災害地域科学」という学習テーマのもと,一人一人が課題を設定し,研究を進めていくものです。今回の講演会のテーマは「災害・防災・減災の科学とは何か-『実践的防災学』的な課題研究に向けて」と題して,石巻市や亘理町の具体的取り組み等を紹介しながら減災に向けたお話をしていただきました。
SSH科学講演会
中・高の全校生徒を対象に,宮城学院女子大学学長の平川新先生をお迎えして,SSH科学講演会が開催されました。
講演会では「歴史研究から災害にアプローチする」と題して,「Ⅰ自然と人間」「Ⅱ歴史の中の災害」「Ⅲ過去の津波を復元する」「Ⅳ地震もないのに津波が来た」「Ⅴ日本は世界史のなかでどういう国だったのか?」「Ⅵ『ずんだ』から読み取る災害文化」と、6つのテーマについてお話をいただきました。生徒からは「人間の力を過信してはいけない」などの感想も出ていました。
~生徒の感想(一部抜粋)~
昔から日本は地震の国であったことは知っていたが,昔の人々が地震に対抗し得る建造物を作っていたとは知らなかった。堤防が例となるように,今と似たような災害対策を行っていたということは驚きである。そう考えると,過去を振り返り,新たな災害に備えるといったような歴史学から災害対策にアプローチするという考えは中々良いと思った。
SSH課題研究講演会
平成27年度の最初の事業として,東北大学大学院生命科学研究科植物生殖遺伝分野の渡辺正夫教授をお招きし,「SS総合Ⅰ課題研究の方法講演会」が開かれました。内容は自然科学に関する知的好奇心を喚起するための心構えについて語って頂いた他,渡辺先生自らの高校時代に考えていたこと,大学で学んだことの体験談を交えながら,「人生をかけてやることができる研究テーマ」との出会いと「異分野による共同研究の重要性と多様性」についてお話し頂きました。