本校SSH関連行事・お知らせ

SSH

SDGsマルシェ2023に参加しました

 6月24日(日)、仙台市一番町商店街アーケード内で行われたSDGsマルシェ(尚絅学院大学主催)に参加してきました。

 本校からは「食品ロス」「化女沼ランドの再生」「気圧の変化と頭痛」について探究した3班8名の生徒がポスター発表を行いました。高校だけでなく大学や企業など多くの参加者が集うイベントで、さまざまな人が足を止めて話に耳を傾けてくれました。

普段とは異なる場の発表で、生徒達は多くの刺激を受けると同時に、これからの探究活動に向けさらに意欲を喚起させることができました。意見を寄せてくださった皆さん、有り難うございました。

 《生徒の感想》

「見る人を引きつけるためには、作ったスライドをただ読むだけでなく、発表中に質問してみたりして興味を持たせることが大切だと思いました。また、発表を聞いていただいた人からのアドバイスや他の視点からの考えがあったので、今後の探究で生かしていきたいと思います。」「自分たちが発表するだけでなく、他の高校や大学のポスターの作り方や発表の仕方を学ぶことができた。他校との交流もでき、大学の先生からアドバイスをいただくなど、とてもいい機会になりました。」

SSHサイエンス研修「中高バスバスターズ」参加

 5月28日(日)、中学生9名、高校4名で伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターで実施しているバスバスターズに参加しました。

ラムサール条約の登録湿地となった伊豆沼・内沼は豊かな自然、さまざまな水生植物、トンボや魚、水鳥の多様な生物相を観察することができる低地湖沼です。

この湖沼を教育的視点で観察できるよう整備された移設が伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターです。自然観察や教育的視点を備えた施設がサンクチュアリセンターであり、近年、外来種のブラックバス増加によって固有種の減少が危惧される中、外来種駆除活動と固有種保全活動を実施しているのが「バスバスターズ」です。参加した生徒は、胴長をはき、積極的に沼に入り、人工産卵床へのオオクチバスの卵の駆除、仔魚の駆除、タナゴなどの固有種の確保を行いました。固有種の保全、外来種の脅威を感じることができた活動になりました。

 

日本地球惑星科学連合2023年大会

 5月21日(日)に,幕張メッセを会場に行われた日本地球惑星科学連合(JpGU)2023年大会において、自然科学部の生徒5名が気象、地震、地球環境、地質、太陽系などの地球惑星科学分野で行った学習・研究活動をポスター形式 で発表する「高校生によるポスター発表」に参加・発表してきました。

 国内外から地球惑星科学分野の第一線の研究者が参加する学会で,発表することで多くのアドバイスや助言をいただくことができました。今後の活動に生かしていきます。

 

 

SS探究Ⅲ 課題研究論文作成、始動

 高校3年生はこれまでの研究のまとめとして、論文作成が始まりました。昨年度のSS探究Ⅱでポスター発表した課題研究の内容を、今年は論文にまとめます。テーマの背景や目的、方法、結果と考察などを、読み手に伝わるように班員一同協力しながら取り組んでいます。

PTA総会で探究学習の発表会

 4月22日(土)PTA総会開催前に、前年度の探究学習の成果を保護者の前で発表しました。

 発表には高校1年生は古川黎明中学校で行った大崎耕土課題研究の成果を、高校3年生はアドバンスコースでの研究成果を、自然科学部はつくばサイエンスエッジで金賞を受賞した「炭酸カルシウムのリーゼガング現象」の研究成果などを発表しました。身近にいながら、実際の研究、発表内容を目にする機会が少ない保護者の方々にSSHの成果を見ていただける貴重で有意義な機会でした。

 

SSH県内4校合同海外研修

県内SSH校4校合同で参加者を募ったアメリカ・ボストンでの研修が3月14日出発で実施中です。

参加生徒4校で総勢40名,本校からは2年生3名,1年生6名が参加しています。

コロナ禍でこれまで渡航中止が続き,今回が事実上の第1回です。

現地からレポートが届いたので掲載します。

宮城県4校合同海外研修 報告書(現地1日目 0315).pdf

宮城県4校合同海外研修 報告書(現地2日目 0316).pdf

宮城県4校合同海外研修 報告書(現地3日目 0317).pdf

宮城県4校合同海外研修 報告書(現地4日目 0318).pdf

宮城県4校合同海外研修 報告書(現地6日目 0320).pdf

宮城県4校合同海外研修 報告書(現地7日目 0321).pdf

第2回科学講演会を行いました

令和5年2月27日(月)5・6校時に、令和2年度第2回SSH科学講演会を行いました。

「表現したい」から始まるイノベーション~電動義手HACKberryの開発ストーリー と題した講演会で、講師はNPO法人Mission ARM Japanの近藤玄大先生です。

講演は対面とオンライン中継で行われました。近藤先生の義手開発に至るまでのさまざまな経験と挑戦、行動力に裏打ちされた話に引き込まれ、講演後の義手デモンストレーションにも多くの生徒が駆けつけました。

この講演を通して今後の探究活動や進路選択に多くの示唆をいただきました。近藤先生、ありがとうございました。

 【生徒の感想】

・思い切って行動することの大切さを学んだ。これから沢山のことに挑戦して自分の幅を広げていきたい。

・技術が1つ進歩すればそれに伴って様々な人が感化されて大きく輪が広がっていくのを具体的に説明されていて興味深いと思った。

・手がないだけで弱者となる障害者に希望を与えることができる人という点で感動しました。葛藤、妄想のままでは自分の殻を破れないことを痛感しました。また表現や自己実現の多様性がどんなものなのかを知りました。自分が知らない世界はまだまだ広いものだと感じます。私も世界進出を踏まえつつ、誰かに希望を与えるようなビジョンを描きたいです。

・何をするにしても複雑なことが多く、色々な人と協力することが大切だなと思った。

・これをする!と決めると楽しいと聞いて何か目標を立ててみようかなと思った。

・一人でやれることには限界がある、という言葉を繰り返し先生がおっしゃっているのを聞いて、改めて協力・協調性は大切だと思うと同時に、今後の探究の班活動もより一層そういったことを意識して活動していこうと思いました。

 

 

古川黎明サイエンスフェスティバル(黎明探究の日)

2月4日(土)にサイエンスフェスティバルを実施しました。

3年ぶりの対面開催となった今年のサイエンスフェスティバルは、交流提携校のプリンセスチュラポーンサイエンスハイスクールサトゥン校の皆さんをはじめ、県内SSH校や地域の小学生、大崎耕土関連の方々等、大勢の皆様の参加をいただきました。

午前中は本校自然科学部とタイの代表による発表、その後は本校アドバンスコースの生徒と他高校生徒による口頭発表、タイの生徒と本校生徒による英語での口頭発表が行われました。 

午後はアリーナにおいて高校2年生全員によるポスター発表が行われました。同時に中学3年生の代表生徒による研究発表や、市内各学校の大崎耕土研究の発表、小中学生自由研究チャレンジ参加児童の発表もあり、限られた時間のなかで互いに積極的に聴講し合いました。

生徒達は対面発表ならではの質疑応答を通じて伝える難しさと喜びを実感し、更なる探究心をかき立てられていました。

運営指導委員の村松明委員長はじめお越しいただいた皆様、これまでの研究にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

SSHサイエンス研修

 9月30日(金)に,SSHサイエンス研修を行いました。中学生6名,高校生5名が,JAXA角田宇宙センターの見学,小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから地球に持ち帰った砂の一部が10月1~2日に公開される『はやぶさ2帰還カプセル展』に合わせて開催された「はやぶさまつり特別企画 映画鑑賞会・講演会」にも参加しました。

 講演会では,JAXA宇宙科学研究所 はやぶさ2プロジェクトマネージャの津田雄一氏「はやぶさ2の挑戦、宇宙科学への挑戦」,映画監督・上坂浩光氏「もう一つのはやぶさミッション」の2つでした。

 津田さんの講演の中で,本校自然科学部が以前JAXAと行った「はやぶさ2帰還カプセル共同研究」についても紹介していただきました。

 

 

英語による課題研究発表会を行いました

 8月27日土曜日、SSHアドバンスコースの有志生徒の、英語による課題研究発表会が行われました。この会は3年生2名の生徒が発起人となり実現したものです。

 発表会は、司会の3年生の企画によるアイスブレイクと自己紹介に始まり、英語でのコミュニケーションに慣れたところで課題研究発表会へと移りました。リスナーは県内のALTや留学生、大学院生の方々です。

 発表は「セイヨウタンポポにおける花茎の屈曲と光の関係」と「植物の腫瘍」の2題でした。作成した英語のスライドを用いて発表し、質疑応答と続きました。質問をきちんと理解することや専門的な内容を適切な英語で表現することなど、日本語での発表とは異なる状況に戸惑う場面もありましたが、最後まで真摯に発表することができました。

 参加した2年生8名はこの経験を通して、さらなる探究心と発表力を磨く意欲をかきたてられていました。率直な質問と温かい励ましのコメントをくださったリスナーの方々、ありがとうございました。

生徒の感想:「英語での発表機会がほぼ無く最初はとても緊張したが、貴重な経験をすることができた。」「この発表は自分自身やグループにとってとても良い機会でした。発表準備を通して、グループの団結力も強まり、研究事項や考察を念入りに確認出来ました。また、研究内容を要約して英語に直すという作業から重要な部分だけを相手に示そうとする意識も高まりました。」「研究発表を実際に行ってみて、やはり英語力の乏しさを身に染みて感じました。帰宅してじっくり作文してみると、こう言えたのに…と後悔する部分が沢山ありました。英語を学ぶモチベーションにも繋がったと感じています。リアクションやアイコンタクトをもう少し意識すれば伝わり易かったのではないかと考えています。次回の発表等で意識したいです。」「発表会に向けて資料を作り直すことでさらに自分たちの探求への理解を深めることが出来た。英語で表現する力やスライドの作り方なども身につけることが出来た。実際に外国人のリスナーさんと話してみて、自分のリスニング能力が低いと分かった。ただ、先生や先輩のサポートのおかげで会話することが出来て楽しかった。またこういった発表の機会があったら参加したい。」