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12/25日本農業遺産東北地区高校生サミットを開催しました。
農林水産省では「日本農業遺産」を認定しており、東北地方では、岩手県束稲山麓(一関市ほか)、山形県最上川流域(米沢市、山形市ほか)と大崎耕土(宮城県大崎地区)が認定されています。それらの地域に立地する岩手県立一関第一高等学校と山県県立米沢興譲館高等学校、古川黎明高校の3校によるオンラインミーティングを開催し、日本農業遺産に関連して各校の研究内容の発表や意見交換を行いました。
助言者として国連大学の永田明様と盛岡大学の嶺岸玲子様、大崎市産業経済部農政企画課世界農業遺産未来戦略室小玉康裕様と三宅源行様をお迎えし、生徒の発表、意見交換の後にご指導いただきました。また、他校の生徒のみなさんとの意見交換、質疑応答もできました。初めての開催でしたが、研究内容の再検討のきっかけにすることができ、また、発表を通して自分の地域について振り返り、各地の認定地域のことを知る機会にもなりました。参加いただいたみなさん、各校の先生方、助言者の皆様に感謝申し上げます。
(本校生徒の感想)
・世界農業遺産に普段から触れながら学校生活を送っているからこその新しい考えや、他の地域での様々な取り組みを知ることができて、面白かった。
・これまで来たことの無いような質問、感想、指摘を頂けたので有意義な時間だった。
・他の学校やいろんな先生方に探究を聴いてもらい、アドバイスをもらえてさらに探究の質が上げられると思った。
・今まで発表ではいただけなかった指摘をしていただき、自分たちの問題点に気づくことができて有意義だった。他の学校の特色のある発表はとても面白かった。
12/10 SS探究Ⅰ「大崎学ミニ探究」発表会を行いました
高校1年のSS探究Ⅰでは第4期として「大崎学ミニ探究」を実施しており、統計資料などをもとに大崎地域の課題を探る学習を行っています。
12月10日にはその成果を発表し、質疑応答や意見交換をする発表会を行いました。
コメンテーターとして次の方々にご協力いただきました。
大崎市産業経済部農政企画課世界農業遺産未来戦略室
大崎市市民協働推進部デジタル戦略課
NPO法人古川学人、吉野作造記念館
NPO法人ハッピィート大崎
一般社団法人おおさき青年会議所
コメンテーターからの助言から学ぶことが多かったと思います。コメンテーターの皆さまにはご多用のところお越しいただきました。ありがとうございました。
(生徒の感想)
・コメンテーターや他の班の人からのアドバイスや質問を、今後の課題として頑張ろうと思います。他の班の他の視点からの意見も聴けて良かったです。
・コメンテーターの方からアドバイスをしてもらい大崎市の現状について色々考えることができる機会にすることができた。
・時間内にうまく調べたことをまとめることができ、ハキハキと話し落ち着いて発表することができた。iPadの画面で原稿を見ることに集中しすぎてあまり前を見て発表できたかったため、次回は人に対して発表するということを意識していきたいと思う。
・発表の時にジェスチャーをしたりスライドを指さしたりして発表出来たらもっと良かったと思いました。他の班でそのような工夫をしている人はほとんどの人が原稿をみないで聞いている人にアイコンタクトをして前を向いて発表していたので次の発表のときには私もそのようにしたいと思いました。
・他のメンバーとの協力や意見交換を通して、自分の考えを整理し伝える良い発表にできた。それぞれが持つ興味や知識を共有しより深く理解することができた。それを周りに分かりやすく伝えることは難しかったが、班のメンバーとコミュニケーションをとりながら発表のスライド作成や工夫についてもより良くしようと協力した。
・コメンテーターの方に資料に囚われず実体験とも絡めると良いと助言していただき、とても納得したため、今後の発表などの機会に取り入れていきたいと思います。
・大崎市の洪水の現状を知ることができて調べたからこそできることをやっていきたいです。
・ほかの班の発表を聞いて、スタート地点とゴール地点が噛み合っているか授業ごとに確認することが大事だと感じた。また、ただ説明するだけではなく、問いかけすることで聞き手に興味を引いて自分事だと考えられるようにもできるのだと思った。
12/20岩手県立一関第一高等学校「高志探究発表会」に参加しました
12月20日に岩手県立一関第一高等学校で開催された「高志探究発表会」に、昨年に引き続き参加しました。参加した班は次の3つです。
・マガンの個体数と環境要因
・小型地震再現装置の作成と波形の再現
・事実の取扱い方について新聞から考察する
一関第一高校の中3~高2の活気あふれる発表の中でポスター発表を行いました。
生徒同士の意見交換や助言者の先生方、一関第一高等学校の先生方にご指導いただくことができ、参加した生徒たちにとっての学びが大きかったようです。
他県の学校での発表は限られており、切磋琢磨の徳を積む貴重な機会をいただくことができました。一関第一高等学校の生徒のみなさん、先生方や助言者の先生方に感謝申し上げます。
(生徒の感想)
・一関第一高校の先生方などから今回の装置について色々指摘を頂いたり評価頂いたりした部分があったので、班の中で持ち帰って添削しながらサイエンスフェスティバルの時にもっといい状態で発表できるように今後取り組んでいきたい。
・黎明では出なかった意見も幅広く出て今後の研究の参考になりました
・探究テーマに対しての現在の結果と今後を伝えることができたと思いました。また、歯車やモーターに関して多くのアドバイスをいただいたので今後の装置の改良にいかしていきたいです。
・一関第一高校の先生方や生徒、専門家の方々から色々な指摘、褒め言葉、アドバイスなどをいただけて非常に充実した時間になった。
・中高一貫で探究に取り組んでいるということで、黎明では見られない中学生の新鮮な考えが見られて楽しかった。
・今回の発表会で、自分達にはなかった考えをたくさん頂くことができとても良かったです。また、対話を通して考えをより深めることができたので、今回の発表会で得たものをこれからの研究に活かしていきたいと強く思いました。
・今回は、校外の人や来賓の方々に向けた発表をしたため、校内の生徒に向けて発表するよりさらに引き締まりピリついた雰囲気と心持ちでの発表となった。それは、私たちにとってとても良い経験となり、終了後には大きな達成感を感じた。厳しい指摘も受けたが、より客観的な視点で助言をより多くの方からいただけたことは、今後の探究活動にとってとても良かった。また、来賓の方に「君達の探究すごくよかったから自信持ってね」、「とてもおもしろかった、すごいところに切り込んだね」とありがたい励ましのお言葉もいただき、探究への意欲もとても高まった。黎明高校の他の班の発表も聞けたことで、良い刺激を受けることもできた。班員との仲も深まり、非常に充実した一日となった。一関で学んだことは、今後の活動に生かしていけるよう班員で協力して取り組んでいきたい。
・大学の教授などの方々から良いアドバイスを貰った。改善点や新聞に関しての新たな知識など学ぶことも多かったので行って良かったと思った。一関第一高校の人たちの発表も面白かった。
・新しい発見がたくさんあった。いつも同じ環境でばかり活動していているより、外部に行く方がたくさんの刺激を受けることができることを再発見できた。
12/14みやぎ子ども未来博に参加しました。
12月14日に宮城県行政庁舎で開催された「みやぎ子ども未来博」に高校2年から3つの班が参加しました。
午前の口頭発表では「立幅跳のメカニズム」について研究している班が発表しました。質問もいただき、よい機会となりました。
午後は立幅跳の班のほかに、次の2班がポスター発表を行いました。
「C3植物とCAM植物の昼夜の二酸化炭素吸収量の違い」
「大崎市におけるパートナーシップ制度の導入について」
他校のみなさんにも聴いていただき、質疑応答や意見交換ができました。
また、他校の発表を聴く機会となり、大いに学びになりました。貴重な機会をいただき,ありがとうございました。
2/1 黎明サイエンスフェスティバルの開催について(お知らせ)
令和7年2月1日(土)に黎明サイエンスフェスティバルを開催いたします。
午後のポスターセッションはどなたでも参観可能です。探究学習の成果発表を行います。ぜひお越しください。
(実施時間 13:25~15:10)
ポスターセッションには、次のみなさんの発表を予定しております。
・タイ王国プリンセスチュラポーンサイエンスハイスクール
・県内各高校(仙台第三、仙台南、石巻好文館、気仙沼、松島、南郷、加美農業、クラーク国際など)
・おおさき小中学生自由研究チャレンジに参加のみなさん
・黎明中3年、黎明高2年
スリッパはありますが、上履きをお持ちいただけると助かります。
高校入試で古川黎明高校を考えている中学生のみなさんや、中学入試で古川黎明中学校を考えている小学生のみなさんにとっては、黎明中高を知っていただくよい機会になるのではないかと思います。
ご家族や友人を誘ってお越しください。黎明中高でお待ちしております。
12/12文献検索講演会Ⅱを行いました
高校2年を対象に文献検索講演会Ⅱ「発表の基礎」を行いました。
講師として東北学院大学文学部の吉植庄栄先生をお招きして講演と助言指導をしていただきました。参考文献の記載の仕方やポスターやスライドを作成するにあたってのフォントの選び方やサイズなど留意点を学び、その後にポスターを点検しあったり助言指導をいただいたりして自分の班の改善点を確認し、各班で改善に向けて取り組みました。
これからの発表会に向けてよい機会となりました。
ご多用のところ講演、助言指導いただきました吉植先生に御礼申し上げます。
(生徒の感想)
・スライドやポスター作成の際、気をつけるべきことについて改めて確認することができた。また、配色やレイアウトについても知ることができたので、今後発表する機会に活かしていきたい。
・去年講演いただいた参考文献の書き方が自分たちのポスター、スライドを見てみると意外とできていなかったため、とても有意義な講演だった。また、発表用スライドのダメな例と良い例を具体的に知ることができたので、自分たちのポスターあるいはスライドの改善点を早く見つけることができた。
・今まで自分の視点で見やすいポスターやスライドを作ってしまっていたため聞く側にとって見やすい文字の大きさや色について知ることができてよかったです。ポスターの添削もしていただき、今後の発表にとても役立てられる会になったと思います。
・ただ発表したり、スライドやポスターを作るのではなくいかに聴衆に対して伝わりやすく工夫するのかが重要なのだと感じました。
・自分で見やすいスライドにしようと気を付けていた部分が、かえってスライドを見にくくしていたかもしれないと気づき、確認することができた。
・パパパコメントを使用した講演は前回ぶりで、周りの人の反応が可視化されるので楽しい気持ちで講演を受けれた。今まで情報を多くすることのみ考えていたので自分たちのポスターで足りない点を見つけることができた。
・探究だけでなく、今後にも役立ちそうな内容だった。今回学んだことをたくさん活用していきたいと思う。
11/14 多文化共生ワークショップを開催しました
11月14日(木)のSS探究Ⅱの時間に大崎市地域おこし協力隊の秋山千恵様を講師にお招きして多文化共生ワークショップを開催しました。多文化共生をテーマに探究を進めている生徒4名が参加しました。
ルワンダでの活動をもとにお話ししただき、生徒たちの考えも深まったようです。
講師の秋山様、ありがとうございました。
(生徒の感想)
・まだまだ知らない世界だらけなのでまずは多文化共生とは何なのかより詳しく知ることが大切だと考えました。 また、 みんなでできることとして、 お互いの国の文化を話し合ったり、 受け入れたりすることで多文化共生になるのではないかと思いました。
・ 国際協力というのは、 まずは知ることが大切だということを感じ、 これは多文化共生においても同じことであることを深く考えさせられました。
・相手の立場になって考え、相手と自分との違いや共通点を理解することが必要だと思った。
・JICA海外協力隊に興味をもち、参加したいと思った。地域のボランティアや交流会に参加することが必要だと思った。
・相手の立場に立って物事を考えるということは文化や考え方が違う人たちと交流する際にとても大切なことだと感じました。
・お互いを理解するための機会を設けることが必要だと思います。 この研究を通して、 さまざまな文化圏の人々との共生に取り組んでいきたいです。
11/23 おおさき多文化共生シンポジウムで動画発表をおこないました。
11月23日(土)に大崎市地域交流センターにおいて行われた「おおさき多文化共生シンポジウム2024」にSS探究Ⅱの8班4名が参加しました。(定期考査期間中のため、あらかじめ撮影した動画での発表となりました。)
当日は日本語学校設置までの流れについての説明の後に古川高校や古川学園高校のみなさんとともに動画での発表が行われました。各校とも意欲的な発表で、多文化共生を真剣に考えている様子が見られました。(発表後は文部科学省の講演、大崎市に住む外国人のみなさんのパネルディスカッションが行われました。)
8班の研究も少しずつ進展しています。大崎市でも「やさしい日本語」が活用され、多文化共生が進んでいくきっかけの1つになればと思います。
発表の機会をいただきました大崎市政策課のみなさま、ご感想を寄せていただきましたみなさま、ありがとうございました。
11/11 中里地区の皆様との情報交換会(SS探究ⅡAD8班)
SS探究Ⅱ(高校2年)の8班(4名)は「選ばれるまち 大崎市 ー日本語学校が地域に与える影響の調査ー」と題して探究学習を進めており、2025年4月開校予定の日本語学校(公立では2例目。10月下旬に文部科学省から認可)について、研究対象としています。
11月11日に寮が開設される中里地区において、町内会などの皆様との情報交換会が開催されました。
本校生徒の研究内容の発表の後、地域の実情や行事への参加などのお話を伺うことができました。
参加いただきました中里地区や市役所の皆様、ありがとうございました。
11/13 大崎市チャレンジdayに参加しました
11月13日(水)に古川中央児童館において「高校生とふれあう実験教室」を開催しました。
本校のパソコン部、自然科学部、SS探究Ⅱ12班、1年生希望者の計26名が運営し、当日は80名の小学生のみなさんに参加していただきました。
「ドローンをとばそう」(パソコン部)では、小学生がドローンなどをiPadを使って操作しました。「あ・ら・ふしぎ まぜるとひえる」(自然科学部)では、重曹やクエン酸を用いた実験をしました。「コマがまわるといろが見える?!」(SS探究Ⅱ12班、自然科学部)では、ベンハムのコマを利用して色が見える様子を体験してもらいました。「知ってる?とおくにとぶタネ」(1年生)ではSS探究Ⅰで取り組んだ「アルソミトラ」の種をモデルとした飛行物を紙で作成し、飛ばしてみることをしました。
小学生のみなさんが元気に、試行錯誤したり考えたりしている様子が印象的でした。参加した生徒も充実感が得られたようです。
参加いただいた小学生のみなさん、古川中央児童館の先生方、ご覧いただいた大崎市や台湾の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
(参加した生徒の感想)
・化学実験に興味を持ってくれたようで嬉しかった。意欲的な子供たちが多く、楽しく実験を行えた。子供達の人数が多くて圧倒された。
・小学生にドローンやボール型ロボットの楽しさをアピールすることができてとてもよかったです。 また、人に何か教えるという点でも良い経験になれたし、小学生の人たちも楽しそうに遊んでくれていたのでとてもよかった時間だと思いました
・小学生とどうやったらさらにアルソミトラが飛ぶのか一緒に考えられた。学年によって教え方や指示する仕方が上手く伝わらない場面があったが言葉を言い換えて伝えたりすることで理解してくれたのでとてもいい経験になった。