本校SSH関連行事・お知らせ

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地熱発電所で研修

 本校自然科学部エネルギーチームが,NPO法人スパっと鳴子自然エネルギー(東北大学村松様,木下様,佐々木様)の支援により,8月23日に岩手県内の地熱発電施設で研修を行いました。 
 主に見学した施設は2つです。新たな地熱発電所の稼動として,国内では22年ぶりに2019年1月に本格稼働を開始した国内最新鋭の松尾八幡平地熱発電所(シングルフラッシュ方式,7,499kW)と,日本で最初の商用地熱発電所で,昭和41年(1966年)に運転を開始した松川地熱発電所(ドライスチーム方式,23,500kW)を見学しました。 
 自然科学部エネルギーチームは大崎地域の地熱エネルギーの活用について調査・研究しており,今回の研修で実際に自分達の目で発電施設を見学できたことは,今後の活動に生かす貴重な体験となりました。 
 なお,新型コロナ感染予防のため,人数制限,手指の消毒など対策を徹底しました。 

 

 

 

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究契約締結!

 この度,本校自然科学部天文チームが,宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)HAYABUSA2サンプルリターカプセル回収観測テーマ募集に応募したところ,2月25日の最終選考を経て正式にテーマとして採用され,JAXAと共同研究契約を締結する運びとなりました。
 2014年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機HAYABUSA2は,小惑星リュウグウへの2度(2019年2月22日2019年7月11日)のタッチダウン(サンプル回収)に成功しました。その後順調に運行し,2020年12月6日に地球に帰還,小惑星リュウグウのサンプルを搭載したカプセルをオーストラリアの「ウーメラ砂漠」に再突入させ,回収される予定です。
 今回,採択された研究テーマは,これまで自然科学部天文チームが取り組んできた「流星の分光観測」の手法で,HAYABUSA2カプセルが秒速12kmで大気圏に突入する際の発光(金星ほどの明るさ)を観測するという研究です。現在,新型コロナによるオーストラリアへの入国制限など多くの問題がありますが,これらの課題がクリアされれば,12月6日のカプセル突入においてJAXAのHAYABUSA2サンプルリターンカプセル回収班へ帯同し,オーストラリアウーメラ砂漠で観測を行うことになります。

 

(上)2月25日JAXA宇宙科学研究所での最終選考会の様子

 

 (上)取り交わした共同研究契約書を手に

優秀研究賞受賞!!JpGU-AGU「高校生によるポスターセッション」

 7月12日にオンラインで開催された,JpGU-AGU Joint Meeting 2020「高校生によるポスターセッション」において,自然科学部天文チームの発表「回折格子による流星の分光観測」が,優秀研究賞を受賞しました。

 審査結果の詳細はこちらの「結果一覧」からご確認下さい。

 地球惑星科学としては国内最大の学会である,日本地球惑星科学連合 (JpGU) がアメリカ地球物理学連合 (AGU) と共同で開催されました。新型ウイルス感染症を受け,オンラインでの開催のため最優秀賞の選出がなかったため,優秀研究賞が最上位の賞となるようです。

 事前に録音した解説の音声データや,ポスターの画像のアップロードなどオンラインでの発表は初めてでしたが,大変貴重な経験になりました。今回の受賞を励みに,今後も研究に力を入れていきます!

 

 

 

SSH ライフサイエンス実験講座に参加しました。

 8月1日(土)~2日(日)の2日間,本校の中3~高2までの希望者12名がライフサイエンス実験講座に参加しました。

 本講座はGFP(緑色蛍光タンパク質)の遺伝子からGFPタンパク質を実際に合成する,2日間がかりの本格的なプログラムでした。本校OGの東北大学医工学研究科・沼山恵子准教授のご指導の下,多賀城高等学校および仙台青陵中等教育学校の生徒とともに10班に分かれ,実験器具の操作方法から遺伝子を実際に転写・翻訳し,合成されたGFPタンパク質の確認および電気泳動による分離を行いました。他校生,他学年の生徒とともに仮説を立て,実験結果をもとに仮設の検証・考察を行う際には,感染症対策を施しつつも有意義で活発な意見交換が行われました。

 参加した生徒からの事後アンケートからは,行った実験やその原理の難しさを感じつつ,自分たちが合成したGFPタンパク質が暗所で鮮やかな蛍光を発した様子に感激し,科学への新たな興味・関心が醸成された様子が見て取れました。

黎明サイエンスフェスティバルを実施しました

2月4日(火),本校を会場に黎明サイエンスフェスティバルが開催されました。本校の高校2年生が1年かけて行った課題研究の最終発表のみならず,第2期SSHの柱のひとつである「大崎サイエンスコンソーシアム」構想の実現をめざし,県内の6つの高校および大崎管内の3つの小学校をお招きし,午前中に口頭発表,午後にポスター発表が行われました。また,本校と交流提携を結んでいるタイ王国プリンセス・チュラポーン・サイエンス・ハイスクール・サトゥン校の生徒による発表も行われました。児童・生徒の優れた着眼点,工夫を凝らした発表に会場は熱気に包まれ,ポスター会場では熱心に意見交換を行う様子が見られました。

口頭発表タイトルはこちら口頭発表要旨HP掲載用.pdf

ポスター発表タイトルはこちら

(黎明以外)ポスター発表テーマ(黎明以外).pdf

(黎明)ポスター発表テーマ(黎明).pdf