SSH
【おおさき小中学生自由研究チャレンジ】テーマ相談会を実施しました。
今年度、古川黎明SSH事業の一環として立ち上げた「第1回おおさき小中学生自由研究チャレンジ(9月1日~14日・作品受付)」に向けて、小中学生に対するテーマ相談会を実施しました。
この事業は古川黎明SSH事業のめざす「大崎サイエンスコンソーシアム」構築を推進することをねらいとしています。地域の小中学生の理数学習や探究学習の促進を図ることで、SSH事業で得られる成果を地域へ還元する試みです。
相談会は、事前申込により、来校またはメールをつうじて、7月22日~26日の間に実施しました。来校による相談は小学生7名、メールによる相談は小学生4名でした。
相談会には本校の生徒と担当教員が対応しました。担当教員からは、自由研究テーマの選び方、調査・研究の方法、資料・データの集め方・扱い方、まとめ方について、質問を受けてアドバイスしました。また、関連する情報や、大学や研究機関との連携の可能性などについても触れました。
相談会で対応した本校の高校生は、自分自身の課題研究や学習の経験を踏まえて、小学生の考えている研究テーマに対して感想やアドバイスを伝えました。研究内容に関することで中学校や高校の理科で学ぶことについては、どの段階で学習することなのかを小学生に説明する場面もありました。小学生の探究心の広さ、深さに高校生が驚かされる場面も多く、相談会に対応した高校生の学びにもつながる良い機会だったようです。
参加エントリーも受付中です(QRコードを再掲します)。現在エントリーをいただいている研究も、理科分野のものだけではなく、社会問題に関する内容も見られ、9月の応募が楽しみです。
参加エントリーフォーム(再掲)
おおさき小中学生自由研究チャレンジWebリンク(再掲)
1学年SS探究Ⅰ「プロローグ講演会」を実施しました
SS探究Ⅰ「プロローグ講演会」
社会で求められる探究する力~ビジネスの視点から考える~
7月6日(火)に、日本政策金融公庫 国民生活事業本部 東北創業支援センター所長の今井祐之氏をお招きし、ビジネスの視点から「社会で求められる探究する力」について講演いていただきました。
人が求めるものは時代、環境、年齢、ニーズによって変化するということ、世の中の課題を解決するのがビジネスであるということをワークショップなどを通して学びました。この講演で、それぞれが今後の探究学習のヒントを得られた様子でした。今井さん、ありがとうございました。
生徒感想:「ビジネスのタネは身近なところにあることが印象的だった。振り返ってみると、身の回りには、不便に感じること、向上させるべき点が多いように思われた。これからの生活では身の回りにあるタネを発見していきたい。」「このビジネスアイデアの発想は、今後の探究活動で、他の人から出た意見をもとに掛け合わせるところに活かされると思いました。そのようにすると、どんどんこれまで思いつかなかったことが出てきて、探究活動がより良い方向にいくと思います。」
SS探究Ⅰ「思考力トレーニング」
6月からの探究Ⅰは、「思考力トレーニング」の学習になります。論理的思考力を身に付けるために、根拠、論拠、推論についての理解を深めることを目的に学習を進めていきます。
6月15日6・7校時「根拠:データに基づいて考える」
「大崎市ミニ統計」の2021年と2010年を比較して、統計データからわかる事実を読み取りました。印象や感覚ではなく、探究活動に必要な「事実としての根拠」を読み取る力を付けていきます。
6月29日6・7校時「論拠:基盤となる価値観」
論拠と根拠、そして隠された論拠について班ごとに意見交換しました。他の班の意見をロイロノートで共有し、参考にしながら話し合いを深め、自分の考えをまとめました。
生徒の感想
「論拠と根拠の違いがわかった。」「隠された論拠を見つけだすのが難しかった。」「主張と根拠の他に論拠があることではじめて主張が成立するということが新鮮だった。これからは意識して話を聞いたり文章を読んだりしてみたい。」
SSH指定校合同研究発表会
6/27(日)に仙台市一番町アーケード街においてSSH指定校合同研究発表会が行われました。
宮城県で初となる本研究発表会は尚絅学院大学主催のSDGsマルシェの一環であり,県内SSH指定校のみならず様々な学校や団体が参加していました。
また,アーケード街での発表ということもあり,一般の方々も聴衆者として参加し,これまでの研究発表会とは雰囲気が異なる新鮮なものでした。
参加した高校1・2年生は,いただいたアドバイスをもとに今後のSS探究の時間で更に研究が深められることだと思います。
令和3年度第2回大崎教育ICT活用推進研修会を実施しました。
先進的な理数系教育に取り組む文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定校としての成果普及の一環として、本校と大崎市教育委員会は5月18日、「大崎市学校教育ICT活用推進コンソーシアム協定」を結びました。コンソーシアムとは共同事業体のことで、SSH指定校と地域事業体との連携は県内初の取組であり、その取組の一環として、6月28日(月)に本校で大崎地区小学校22校、中学校11校より教員が参加しICT活用の研修会を実施しました。
はじめに本校の職員より「プログラミング的思考を養う授業の実際」としてiPadを使用したKeynote活用を本校のパソコン部の生徒への授業形式で活用事例を紹介しました。また、小中学校で配布されたMicro:bitの使用方法について、講師の登米市立佐沼小学校の金氏よりiPadとMicro:bitの接続方法、授業での取り入れ方などの研修を実施しました。最後に、成果普及事業として実施している本校パソコン部による地域の小中学校への「ドローン体験」「スフィロ体験」の出前授業の紹介と活用方法について説明がありました。
今後も、地域の小中学校との連携を深め、コンソーシアム構築に向けて活動を継続していきたいと考えております。
令和3年度古川黎明中学校・高等学校キャッチフレーズ表彰式
先日,今年度のキャッチフレーズの幕が完成し,校舎に掲げられました。
昨年度末にキャッチフレーズの応募をかけて, 今年度は2年B組の大友菜結さんが提案した「僕らで描け!新たな1ページ!~未来の黎明設計図~」に決定していました。このキャッチフレーズにした理由は「100周年を迎え,新しい歴史へのとびらが開きました。私たちの手でその歴史を受け継ぎ,そしてまた新しい101ページ目を作ろうと思ったからです。」ということでした。
黎明生には,このすばらしいキャッチフレーズのもと,未来の黎明の土台となるように諸活動に励んでほしいと思います。
JpGU日本地球惑星科学連合 高校生によるポスター発表
2021/6/6(日)にオンラインで開催された,JpGU高校生によるポスター発表に自然科学部が参加し,「現地調査に基づく地熱発電利用の現状と課題へのアプローチ」,「流星の分光観測による発光メカニズムの研究」の2つのグループがオンラインポスター発表を行いました。
当日のオンラインポスターコアタイム13:45~14:15は,Zoomのブレイクアウトルーム単位での発表となり,多くの方々に向けて発表を行うことができました。今後の研究の参考になる,たくさんのアドバイスや質問をいただきました。
大崎市学校教育ICT活用推進コンソーシアム協定に調印しました。
5/17(火)に大崎市教育委員会と「大崎市学校教育ICT活用推進コンソーシアム協定」に調印しました。
国による大崎市立小中学校・古川黎明中のGIGAスクールが元年を迎え進行中であることから,また,本校生徒の活動の場を広げるために
地元の大崎市と協力体制をコンソーシアム設立という形でとらせていただけることとなりました。詳しくは協定書などをご覧ください。
大崎タイムスのWEB記事はこちらで,5/22のバックナンバーをご覧ください。http://www.osakitimes.com/R/index2.html
(新聞は下の方に載せておきます。)
出席者
高校教育課
課 長 遠 藤 秀 樹
指導 主事 清 原 和
大崎市教育委員会
教育長 熊 野 充 利
教育部参事 田 中 政 弘
学校教育課長 木 村 博 敏
指導 主事 菊 田 淳
指導 主事 髙 橋 一 美
宮城県古川黎明中学校・高等学校
校 長 佐 藤 浩 之
主幹 教諭 久 光 重 宏
教 諭 奥 山 敏 基
協定書など
高校1年 SS探究Ⅰ「ペーパードロップ」本番
1学年サイエンスコンテスト「ペーパードロップ」の本番を迎えました。各班短時間の調整と試行を経て、いよいよ落下スタートです。今回は2回と限られた回数で結果を出さなければなりません。班ごとに最後まで工夫を重ねながら取り組みました。集計結果は1位は1年4組の班、2位は同率で1年5組の2つの班が入賞となりました。優秀班デモンストレーションでは、学年一同が見守る中、どの班も4秒近く滞空しながら的にふんわりと落下させ、「おおっ」という感嘆の声が上がっていました。
課題に向かって共に考え、試行錯誤を繰り返しながら粘り強く取り組んでいく「探究」の活動は始まったばかりです。
高校1年 SS探究Ⅰ
1学年5月の探究は、3週連続でサイエンスコンテスト「ペーパードロップ」に取り組みます。
「1枚の紙を、できるだけゆっくりと、狙った場所に落ちるように加工する」が、各班に与えられたミッションです。
5月11日は教室でA4サイズで試行しました。5月18日はアリーナで、A3のケント紙を使って実際の高さから的をめがけて試行しました。「ゆっくり」と「狙った場所」の両立は容易ではなく、生徒達はあれやこれやと相談しながら試作を重ねていました。
さて、本番は来週です。コンテストの行方はいかに。