カテゴリ:自然科学部
第73回宮城県生徒理科発表会(部会長賞×2)
11月10日(火)東北大学サイエンスキャンパスホールで行われた「宮城県生徒理科発表会」に自然科学部生徒が参加・発表しました.
感染対策として,開会式・閉会式はなく,ポスターによる発表のみでおこなわれました.本校から,全4題発表し,物理部門で「自律型ロボット制御における光電センサーの研究」,地学部門で「流星の分光観測による発光メカニズムの研究」の2題が,共に「部会長賞」を受賞しました.
グローバルサイエンティストアワード“夢の翼”
週末オンラインによる研究発表があり,11月7日(土)仙台三高GSフェスタ,11月8日(日)第3回グローバルサイエンティストアワード“夢の翼”,で自然科学部が発表を行いました.
「流星の分光観測」の発表が,第3回グローバルサイエンティストアワードで,共催・協賛賞【学校法人池田学園賞】を受賞しました.発表後には,手塚 眞 先生(ビジュアリスト/(株)手塚プロダクション取締役)によるAIを使った漫画の制作,科学の進歩についての講演が行われました.
優秀研究賞受賞!!JpGU-AGU「高校生によるポスターセッション」
7月12日にオンラインで開催された,JpGU-AGU Joint Meeting 2020「高校生によるポスターセッション」において,自然科学部天文チームの発表「回折格子による流星の分光観測」が,優秀研究賞を受賞しました。
審査結果の詳細はこちらの「結果一覧」からご確認下さい。
地球惑星科学としては国内最大の学会である,日本地球惑星科学連合 (JpGU) がアメリカ地球物理学連合 (AGU) と共同で開催されました。新型ウイルス感染症を受け,オンラインでの開催のため最優秀賞の選出がなかったため,優秀研究賞が最上位の賞となるようです。
事前に録音した解説の音声データや,ポスターの画像のアップロードなどオンラインでの発表は初めてでしたが,大変貴重な経験になりました。今回の受賞を励みに,今後も研究に力を入れていきます!
地熱発電施設等研修
本校自然科学部エネルギーチームが,NPO法人スパっと鳴子自然エネルギー(東北大学村松様,木下様,佐々木様)の支援により,8月23日に岩手県内の地熱発電施設で研修を行いました。
主に見学した施設は2つです。新たな地熱発電所の稼動として,国内では22年ぶりに2019年1月に本格稼働を開始した国内最新鋭の松尾八幡平地熱発電所(シングルフラッシュ方式,7,499kW)と,日本で最初の商用地熱発電所で,昭和41年(1966年)に運転を開始した松川地熱発電所(ドライスチーム方式,23,500kW)を見学しました。
自然科学部エネルギーチームは大崎地域の地熱エネルギーの活用について調査・研究しており,今回の研修で実際に自分達の目で発電施設を見学できたことは,今後の活動に生かす貴重な体験となりました。
なお,新型コロナ感染予防のため,人数制限,手指の消毒など対策を徹底しました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究契約締結!
この度,本校自然科学部天文チームが,宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)HAYABUSA2サンプルリターカプセル回収観測テーマ募集に応募したところ,2月25日の最終選考を経て正式にテーマとして採用され,JAXAと共同研究契約を締結する運びとなりました。
2014年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機HAYABUSA2は,小惑星リュウグウへの2度(2019年2月22日,2019年7月11日)のタッチダウン(サンプル回収)に成功しました。その後順調に運行し,2020年12月6日に地球に帰還,小惑星リュウグウのサンプルを搭載したカプセルをオーストラリアの「ウーメラ砂漠」に再突入させ,回収される予定です。
今回,採択された研究テーマは,これまで自然科学部天文チームが取り組んできた「流星の分光観測」の手法で,HAYABUSA2カプセルが秒速12kmで大気圏に突入する際の発光(金星ほどの明るさ)を観測するという研究です。現在,新型コロナによるオーストラリアへの入国制限など多くの問題がありますが,これらの課題がクリアされれば,12月6日のカプセル突入においてJAXAのHAYABUSA2サンプルリターンカプセル回収班へ帯同し,オーストラリアウーメラ砂漠で観測を行うことになります。
(上)2月25日JAXA宇宙科学研究所での最終選考会の様子
(上)取り交わした共同研究契約書を手に
エネルギー関連講座(地熱発電等)
6月19日(金)に本校において,木下様(東北大学),佐々木様(スパっと鳴子温泉自然エネルギー)をお迎えし,大崎地域特有のエネルギー源として注目されている,地熱発電(温泉発電)について,お話をいただきました。
様々な発電方法と,その有効性,課題などについて,自然科学部の生徒が理解を深めました。今後,ご助言をいただきながら,大崎地域のエネルギー資源の活用をテーマに,高校生としてできる研究を進めて行く予定です。
第7回サイエンスメンタープログラム研究発表会
8月10日(土)多摩情報教育センターで開催された,第7回サイエンスメンタープログラム研究発表会で自然科学部高校3年生が参加・発表しました。「回折格子を用いた流星の分光観測」のテーマで観測・研究を続けた成果を口頭・ポオスターで発表し,優秀賞(15題の発表の中から4題)に選ばれました。
彗星会議
6月9日付けの河北新報に、自然科学部の伊藤颯爽君(3年)と佐藤優衣さん(1年)の記事が掲載されました。内容は、6月15・16日に大崎生涯教育センターなどで開催される「第49回彗星会議 in 大崎」で2人が研究発表を行うというものです。ぜひ記事をご覧下さい。また、お時間があれば、彗星会議をのぞいてみるのもいかがでしょうか。